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ルーマニアの病院 [東欧の話題]

さて、私がルーマニアで一番心に残ったこと…。それは入院…。
そう、私は風邪をひいてしまったのです。
私だけではなく、Insも一緒に(^^;

最初はInsが発症し、その次の日に私。
朝から気持ちが悪かったのですが、食べなきゃ薬も飲めないっということで
ムリして食べることに。。。

キッチンでトーストを待っている私に突如吐き気が襲ってきました。
いくらなんでもInsのご両親の前でぶちまける訳にはいかないと、
這うようにして、トイレへ…。
途中であまりの気持ち悪さに目の前が真っ暗になり、気づいた時には
ベッドの上でした。
困り果てたご両親は、「救急車を呼ぶ」と言い出しました。

(ルーマニアの救急車っ…?ちょっと興味あるけど何か怖い!!
…でも、このしんどいの何とかして欲しいし…。)

心の中の葛藤の結果、結局呼んでもらうことに。
Insもそのころにはだいぶ食べれるようにもなり、「一緒に行くから大丈夫」
と言ってくれたので少し気が楽になりました。

救急車が到着したようだったので玄関から出てみるも、それらしいのがいない。
門の所まで行くと、そこに居たのは

赤い + マークをつけた汚れた乗用車。

さすがだ。ルーマニア…
Insが言うには緊急でなければこんなのが回されるのだそう。
今まで工事現場で働いてたみたいな車。
せまい車の中に担架が積んであるものだから(しかも斜めに…寝れません)
担架ではなく、その隅のほうに座らされ、Insは担架の上に座らされました。
病人だから、もっと大事に扱ってほしいな(--;

さて、20分くらい走って、病院に到着♪
なぜか病院のドアの前にセメント混ぜる機械が…。大丈夫かな、ココ。
本当にあの救急車はどこかの工事現場で使われてたのかも(笑)


※Ins携帯で撮影

中に入って少し話をし、皆さん親切そうなので安心しました。
でも、食べれないということもあり、結局入院することに。。。
どうなることかと思いましたが、点滴(水分のみ、抗生物質なし)してもらうと
だいぶラクになり一安心でした♪でも、やっぱり日本の病院が恋しかったです。
あの点滴なら、すぐ元気になるんですよね…
昼間はお母さん、夜の間はInsに付き添ってもらったのですが、
寝返りを打つたびにギシギシときしむベッドでは熟睡できない…(^^;

朝になって、気分もだいぶ良くなり、とった写真がこれ↓
緊急だったのでカメラがなく、携帯で撮影です。

トイレ(パイプむき出し。どっち回しても水が出る。)

シャワー(水しか出なさそう…とInsが言ってた)

国の病院だから仕方ないかな…あと何年か経てば、もっとキレイな病院になるかな。
まぁ、個室にトイレがあるだけ良かったですね♪

食べれるようになったので退院できるかと思いきや、ドクターはもう一日私を
入院させておきたいみたい。もう寝てるのも腰が痛いし、居心地悪いしで
Insとご両親にドクターを説得してもらい、無理やり帰ってきました~v
その日、Insがかかった個人病院に寄ったのですが、やっぱりそこは
キレイでした☆(^^)親切に相談にのってくれたみたいですし♪
私は救急車を呼んだので、国の病院に運ばれてしまったんですねぇ~…

さて、気になる料金のほうなのですが、保険なしで入院代が約5万円のところを
次の日にルーマニアの短期の保険に入れたので、Insの薬代とあわせて
5000円くらいでした。外国人でも(しかも旅行者でも)作ることが可能な保険、
なかなかイイですよね?

今回の風邪のおかげで、お母さんのバースデーケーキ、食べ損ねました~…
病気のせいでInsと二人、胃の調子をくずし、ドクターから甘いものとミルク禁止令が
出てしまったのです。

帰りの飛行機の中では、もうだいぶよくなったからといって
ガマンできずに食べちゃったのですけど(笑)


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コメント 7

Mimosa

あれれ~、ルーマニアでも救急車にお世話になったのですね~(確か、夏頃に日本でも救急車に乗った・・・と以前のブログでありましたよね!?)!
roseさん、か弱そう・・・!でも、貴重な経験となりましたね・・・。
私もアムステルダムを旅行中、roseさんと同じような症状にかかりました。その後訪れたウィーンで腸風邪と診断され、点滴しながら1日入院しました。吐き気と下痢と高熱で食べれないし・・・で、ホント辛かったです!今では、普段経験できないだけにいい(?)思い出になりましたけどね!
日本で食べれない時に食べるお粥がどれだけ恋しかったことか・・・!?ラスクとカモミールティーがウィーンでの病人食でした!おかげで、カモミールティーが好きになりました~☆
by Mimosa (2007-11-09 01:46) 

陸

わ、私が想像していたよりずっと深刻だったんだね。
彼も、ご両親も心配しただろうなあ。

でも、すぐに良くなって良かったよ。ほんと。
by (2007-11-09 05:11) 

めぎ

あらららら・・・それは大変でしたねえ。果物が食べられなかった、というコメントを読んだときにもしや、とは思ってましたが、入院とは!今はもう大丈夫ですか?
わたしは幸運なことに今までドイツでも他の外国でも入院したことがないのですが、もし病気になったらやっぱりしんどいだろうなあ、と想像してます。特に、Mimosaさんがお書きになっているように、お粥がほしいようなときに出てくる食事が・・・ドイツで暮らす限りいつかは入院することがあるでしょうし、私にとっては現実的なので、想像すると気が重いです。できるだけ健康でありたいと願ってます。
by めぎ (2007-11-09 05:43) 

rino

あら~大変でしたね~。旅行中に具合が悪くなるのはつらいですよね。
私にとっては、病院では言葉の問題が大きいかしら。
でも本当に辛いと、とにかくなんとかして・・という気持ちになりますよね・・
ルーマニアの国の病院はまだ古い施設もあるのですね。
by rino (2007-11-09 09:58) 

めぐみ♪

倒れて入院だなんてほんとに大変だったんだね!
食べれないって辛そう・・・
にしても色々びっくりなことがたくさんあって
やっぱり日本とは違うんだなぁと思ったよ。
確かにこういうときは皆さんが書いているように食べなれた
おかゆが恋しくなりそう・・
ちなみにトイレの便座はピンクなんだね!

それにしてもすぐ入れる短期の保険があるんだねー
こういうとき便利だろうなぁ
体調っていつ悪くなるかわからないもんね。。
何はともあれ、良くなってよかった^^
by めぐみ♪ (2007-11-09 21:30) 

aia

だんなさんの実家があるとはいえ、外国での入院は不安ですよね。保険には入院翌日入ったのですか?それでカバーしてくれるなんて、いい保険ですね!大変でしたが、不幸中の幸いでよかったです。
by aia (2007-11-10 07:18) 

rose

>Mimosaさん
はい、今回もお世話になりました(^^; とはいえ、前回は膀胱炎だったんですよ(笑)まぁ、ポジティブに言えば、ルーマニアの医療現場を垣間見ることができて、いい経験ができたというところでしょうか…。腸風邪って、ウイルスですよね?イギリスでもあったのですが、ヨーロッパでは、吐き気と下痢をもよおす風邪によくかかるのは私だけでしょうか…。日本とは症状がちがうんです。あっちは特別なウイルスがあるのかな~
やっぱり日本の食べ物、恋しくなりますよね。。

>陸
ほんと、大変だったよ(TT) 食べ物を満喫できなかったのがすごく残念。まぁ、でも飛行機逃さずに帰って来れたので良かったと思うよ。ちょっと出費はかさんだけどね。。

>めぎさん
そうなのです~。果物さえ喉を通りませんでした。今はあの風邪は治ったのですが、またInsも一緒に別のウイルス風邪にかかってしまいました!もっと免疫力をつけなければいけませんね。ルーマニアで調子が悪かったときはやっぱり食事の問題は深刻でしたよ。お茶でさえハーブティですし。。海外で病気…はホントに大変です。普段から気をつけたいですね。

>rinoさん
そうですね、一人で病院となるとなおさら、しかも具合の悪いときに言葉の問題は大きな壁になりますね。今回は良かったのですが、将来そんな場面に直面しないよう、言葉を勉強しておかなくては…。。。ルーマニアの国の病院は今はまだだいたいこんな感じではないでしょうか。EUに加盟したので徐々に進歩していくとは思うのですが…

>めぐみ♪
ルーマニアでは米も少しは料理に使うので、今回はお母さんがお粥っぽいものを作ってくれたんだよ。日本のとはちょっと違うけど、やっぱり癒されました♪トイレの便座は遠めにみたら可愛いけど、近くでみたらやっぱり古いよ。薄くって割れてたし・・・どうなることかと思ったけど、お金もそんなにかからなかったし、いい経験ができたと思うことにするよ(笑)

>aiaさん
やっぱり国が違うと勝手も違うし、病気だと余計に不安になってしまいますよ。はい、今回は病院行った後、保険を作って安くなったんです。オドロキですよねぇ…。ほんと、あれで数万円もとられてたらと思うと、安く治療できただけラッキーだったのかもしれませんね。。
by rose (2007-11-11 22:18) 

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